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中国実用新案、これから「進歩性審査」を追加
発行日 : 2022.08.17

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中国国家知識財産権局の第13期中国人民代表大会第5回会議第8842号建議に対する答弁書

 

国実用新案は中の知的財産の中で最も特的な制度です。 中国実用新案は登費用が安くて登難易度が低いため登が早いがの保護範いなどの特徴があるため、一日も早く利を取得したい場合や、進の欠如で登が難しいと判される場合、用新案が推薦されています。

 

最近の出願件と登率を見てみましょう。

2019年、用新案出願件226.8万件、登212.3万件、登93.6%;

2020年、用新案出願件292.7万件、登275.7万件、登94.2%;

2021年、用新案出願件285.2万件、20228月までの登238.9万件で、現在までの登率は84%であり、未審査件を合わせても2021用新案の登率が94%を超えることは難しいと思われます。

 

上記データから分かるように、中国実用新案は数年間高い登録率を維持してきました。 その原因は、これまでの中国実用新案は実体審査なく方式審査だけで登録可能だったからです。方式審査で審査官は従来技術や抵触出願に関する情報に基づき、該当実用新案の新規性が明らかに欠如するか否かだけを審査するため、登録難易度が低いです。

 

しかし、720日中知的財産局は用新案登録の質を高めるために明らかな進を有していない用新案に対して審査制度改革を積極的に推進することを表しました。追加される進性審査により用新案の登難易度が高くなり、登率は下落すると思われます。

 

出所:国国家特許