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中国のPCT特許出願、3年連続首位、Huaweiが5年連続で出願人リストで1位にランクアップ
発行日 : 2022.03.08

2月10日、世界知的所有権機関(WIPO)がジュネーブで発表したデータによると、2021年、新型コロナウイルスの影響が世界中に長引くにもかかわらず、イノベーション企業は反転して、PCT国際特許出願件数が計277500件にまで成長した。出願件数ランキングでベスト5は、中国(69500件、+ 0.9%)、米国(59600件、+ 1.9%)、日本(50300件、-0.6%)、韓国(20700件、+ 3.2%)、ドイツ(17300件、-6.4%)であり、そのうち中国は3年連続で首位の座についている。

 

計13の中国企業が世界のPCT国際特許出願件数ランキングでベスト50に入り、2020年より1社増加した。 2021年、中国のHuaweiは公開PCT特許件数6952件で、世界首位となった。2位から5位までは順番に、米国のクアルコム(Qualcomm)、韓国のサムソン、韓国のLG電子、日本の三菱電機である。ベスト10に入った中国企業には、OPPO広東移動通信とBOEテクノロジーグループ(京東方科技集団)も入っている。

 

技術分野では、コンピュータ技術(9.9%)がPCT国際特許出願の最大シエアを占め、デジタル通信(9.0%)、医療技術(7.1%)、電気機械(6.9%)、測定(4.6%)が続いた。技術分野別の特許出願件数ランキングベスト10のうち、医薬品の出願件数は12.8%と最も速く増加し、次にバイオテクノロジー(+ 9.5%)、コンピューター技術(+ 7.2%)、デジタル通信(+ 6.9%)が続いた。

 

さらに、2021年には、マドリッド協定議定書に基づく世界中の商標出願件数が前年比14.4%増の73100件であり、2005年以降最速の成長率を記録した。中国は米国(13276件)とドイツ(8799件)に続いて、5272件の出願件数で世界第3位にランクされ続けている。

 

出所:国家知識産権局WeChat