特許翻訳
繁体語(中国台湾用)ー簡体語(中国大陸用)特許翻訳における注意点
発行日 : 2022.05.18

簡体語と繁体語、使う文字や発音にある程度違いがあることは既にご存じだと思います。とはいえ、繁体語-簡体語に関する翻訳を行うに際して、繁体語は繁体字を、また簡体語は簡体字を使うという、文書全般を繁体字から簡体字に転換するだけの簡単な問題ではありません。

 

文字や発音だけでなく、使う単語においても区分される点があります。Panwordsは繁体語から簡体語への翻訳を行う際に、下記のプロセス通り進めておりまして、その翻訳関するいくつかの注意事項についてまとめてみました。

  

*翻訳業務の全般プロセス

 

1)繁体字を簡体字に転換します。

2)文章の各部分の書式により貼り付け作業を行います。

3)図面の記号及び形式を調整します。

4)文書を特許庁に提出する標準様式に調整します。

5)修正機能を活性化して修正を行います。

6)文書全体に対する再確認作業を行います。

 

*文字及び用語の交替作業

 

1.    文言文(古代簡体語)文字の交替

 

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2.    技術名詞の交替(繁体語ー簡体語対照表を参照)

 

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3.   繁体から簡体への自動換後の用語チェック

 

1) 自動変換後に一部転換されていない繁体字がある可能性があるので、「検索」機能を使用して再確認を行います。

2) 転換された単語が標準技術用語と完全に一致しないことがあるので、原文と「繁体語-簡体語対照表」を比較して用語を確定します。

 

Panwordsは、上記内容通りまず繁体字から簡体字に変換して、それから部分文字および用語に対する交替作業を行い、繁体語から簡体語への翻訳を完成します。また、当該プロセスで進行した後、台湾専門翻訳家/弁理士の1次検収することで、より高い準確度を確保しています。

 

* 繁体語-簡体語対照表(一部抜粋)

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 *この内容はPanwordsの著作物であり、「出典表示+商用利用禁止+変更禁止」の条件に従ってご利用になれます。